特に実際に妊娠・出産・育児をされたママは、自身のその豊富な経験を生かして、素晴らしい記事を書けるというアドバンテージがあります。
一方で、「病気の事はよくわからないのだけど、クライアントに依頼されたから……」と困りながらも、頑張って医療系の記事を書いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、「ママ向けの医療系記事」の書き方のコツを、無料で公開いたします。
ぜひ参考にされて、良質な記事を書くステキなママライターさんになってください!(もちろんママさんではないライターさんも参考にされてくださいね!)
コツとしては、大きく4つになります。
- 良質な資料を手に入れる
- キーワードで仕事を依頼された場合でも、「○○は実は根拠がありません」というのも立派な記事になる
- 自分が「この記事を読んだら不安にならないかな?」と読みなおす
- まともな会社を選ぶ・もしくは自分でブログやサイトを立ち上げる
それでは1つずつ詳しい解説をしていきますね。
長くなりますので3つに分割しています。
長くなりますので3つに分割しています。
1.良質な資料を手に入れる
ネット上の情報を集めるキュレーションサイトは作るのも簡単ですが、そもそもの情報が危うい情報だと、記事自体もとんでもない記事になってしまいます。
医療系であれば、
を選ぶと間違いが少ないです。特に公的機関の出している情報であれば、科学的な裏付けのある情報が簡単に手に入れることができます。
ただし、ドクター個人のものは、たまに極端な独自の理論を展開されている方がいらっしゃいますので、しっかりと見極めましょう。
ドクター以外では、薬剤師さんも興味深い記事を書かれています。
一方で「漢方薬局」になると、かなり玉石混合になるため、情報としては選ばない方が賢明です。
他の医療職の方も情報発信されていらっしゃいますが、「科学的な視点」「客観的な情報」という点では、残念なものが多いのが現状です。医療系記事のキュレーションの情報元としては不適切です。
それ以外としては、メルクマニュアルもおすすめのサイトです。私が学生の頃は書籍でしか手に入りませんでしたが、今はオンラインで無料で閲覧可能です。医学の教科書的な位置づけと考えてもらって結構です(家庭版でもよいですが、ライティングに使用するのであれば、是非原著もご覧ください)。
そして、決して一つだけ引用して終わるのではなく、一つの項目について必ず二つ(できれば三つ)以上の情報を集めるようにしましょう。
特に個人の書かれた記事の場合、1カ所からの情報では、かなり偏りが見られます(医者であっても、です)。
引用する前に
「これ、ホントかな?」
と一度疑って、他の情報も数多く集めて、最もよい情報を選びましょう。
- 公的機関(厚労省や学会、WHOなど)の出している文章
- 「○○産婦人科」「○○小児科」など、病院や医院に書かれてている情報
- ドクターが個人で書いている記事
を選ぶと間違いが少ないです。特に公的機関の出している情報であれば、科学的な裏付けのある情報が簡単に手に入れることができます。
ただし、ドクター個人のものは、たまに極端な独自の理論を展開されている方がいらっしゃいますので、しっかりと見極めましょう。
ドクター以外では、薬剤師さんも興味深い記事を書かれています。
一方で「漢方薬局」になると、かなり玉石混合になるため、情報としては選ばない方が賢明です。
他の医療職の方も情報発信されていらっしゃいますが、「科学的な視点」「客観的な情報」という点では、残念なものが多いのが現状です。医療系記事のキュレーションの情報元としては不適切です。
それ以外としては、メルクマニュアルもおすすめのサイトです。私が学生の頃は書籍でしか手に入りませんでしたが、今はオンラインで無料で閲覧可能です。医学の教科書的な位置づけと考えてもらって結構です(家庭版でもよいですが、ライティングに使用するのであれば、是非原著もご覧ください)。
そして、決して一つだけ引用して終わるのではなく、一つの項目について必ず二つ(できれば三つ)以上の情報を集めるようにしましょう。
特に個人の書かれた記事の場合、1カ所からの情報では、かなり偏りが見られます(医者であっても、です)。
引用する前に
「これ、ホントかな?」
と一度疑って、他の情報も数多く集めて、最もよい情報を選びましょう。
ぜひ、ご自身の「ネット上の情報を選ぶ目」を鍛えてみてください。
一番いいのは、一つは成書(教科書のようなもの)を書籍として購入して手元においておくことです。困った時に「これ、本当かな?」と調べる事ができます。
「ちょっと高いし……」
「そんな難しいのは読めない……」
とはどうか思わないでください。ライター稼業をするのであれば、まずは自分の武器となる文献を多数持っておくことは、必ず今後役に立ちます。
また、普段と違う切り口の文章を読む事で、いい文章を書く能力も向上しますよ!
逆に、こういったものが読みたくない、読む努力ができない、というのであれば、医療系の記事には手を出さない方が賢明です。
考えてください、全く専門的な話のない薄っぺらな医療系記事を読んで、「いい記事だったな」と思いますか?
「ちょっと高いし……」
「そんな難しいのは読めない……」
とはどうか思わないでください。ライター稼業をするのであれば、まずは自分の武器となる文献を多数持っておくことは、必ず今後役に立ちます。
また、普段と違う切り口の文章を読む事で、いい文章を書く能力も向上しますよ!
逆に、こういったものが読みたくない、読む努力ができない、というのであれば、医療系の記事には手を出さない方が賢明です。
考えてください、全く専門的な話のない薄っぺらな医療系記事を読んで、「いい記事だったな」と思いますか?
入門書としては一般向けの妊娠・育児本でしょう。
一般向けの書籍であれば、ぜひ小児科や産婦人科ドクターが書いたものを選別すると、ある程度のエビデンス(根拠)のある内容が書かれているので勉強になります。
例えばこちらはうちにもあるのですが、かわいい見た目に反して、内容はかなり骨太。参考文献も一つ一つの記事に書かれているので、それを読むのも勉強になります(専門書がほとんどですが)。文章自体は平素なので、入門としてはとっつきやすい。
他にも同じシリーズで産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOKや産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOKなどが同様の切り口で出ているようなので、「そもそもエビデンスってなんだろう?」と感覚がつかめない人は、一読してみるとよいかもしれません。(医学書より安価です)。
*(他にもよい書籍があれば追記していきます)
それが読めたら、もっと専門的な教科書もぜひ読んでみてください。
医師向けのものは難しいので、まずは医学生・看護学生向けの教科書がおすすめです。
一般向けの書籍であれば、ぜひ小児科や産婦人科ドクターが書いたものを選別すると、ある程度のエビデンス(根拠)のある内容が書かれているので勉強になります。
小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために 森戸やすみ メタモル出版 2012-12-22
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他にも同じシリーズで産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOKや産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOKなどが同様の切り口で出ているようなので、「そもそもエビデンスってなんだろう?」と感覚がつかめない人は、一読してみるとよいかもしれません。(医学書より安価です)。
*(他にもよい書籍があれば追記していきます)
それが読めたら、もっと専門的な教科書もぜひ読んでみてください。
医師向けのものは難しいので、まずは医学生・看護学生向けの教科書がおすすめです。
病気がみえる vol.10: 産科 医療情報科学研究所 メディックメディア 2013-03-26
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こちらはイラストが多いので学生にも人気の「病気がみえる」シリーズ。
カラーのイラストが沢山で、非常にわかりやすい作りとなっています。医学書の入門書としては、使いやすいかと。
カラーのイラストが沢山で、非常にわかりやすい作りとなっています。医学書の入門書としては、使いやすいかと。
STEP産婦人科〈1〉婦人科 (STEP Series) 高橋 茂樹,可世木 久幸 海馬書房 2012-12
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文章が簡易でわかりやすい「STEP」シリーズ。特に内科は好評で、私も愛用していました。
検査や治療も基本的に文章で書かれているので、「これってどういう意味だ?」と悩まずにすみます(ただし、専門用語は当然多い)。
もう少し詳しい内容であれば「エッセンシャル」などもおすすめします。
文章で書かれている部分も多く、記事を書くのに必要な箇所だけ読むのにも勉強になります。
治療薬などについては、こちらがざっと全体を網羅しています。上記の教科書類を読み、治療薬について詳しく知りたくなった時にはこれが1冊あると便利です(毎年更新されます)。
具体的な治療法については、こちらがざっくりとまとまっています。ただし、若干偏りが見られる可能性があります(これで見た後に、各種ガイドラインなどを検討する方法がおすすめです)。
このあたりがおおよそ理解できるようになれば、専門書を手元におけば、記事を書く際には必ず役に立ちます。
ぜひ、紙媒体の成書を手に入れて、ネット以外の確実なソースとして活用してください。
*(参考書籍は後日追加していきます。多くなったら、別ページにまとめます)
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその2に続きます。
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその1
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその2
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその3
検査や治療も基本的に文章で書かれているので、「これってどういう意味だ?」と悩まずにすみます(ただし、専門用語は当然多い)。
エッセンシャルシリーズNEWエッセンシャル産科学・婦人科学第3版 池ノ上 克 医歯薬出版 2004-06-01
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文章で書かれている部分も多く、記事を書くのに必要な箇所だけ読むのにも勉強になります。
治療薬などについては、こちらがざっと全体を網羅しています。上記の教科書類を読み、治療薬について詳しく知りたくなった時にはこれが1冊あると便利です(毎年更新されます)。
今日の治療薬2016 解説と便覧 浦部 晶夫 南江堂 2016-01-13
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具体的な治療法については、こちらがざっくりとまとまっています。ただし、若干偏りが見られる可能性があります(これで見た後に、各種ガイドラインなどを検討する方法がおすすめです)。
今日の治療指針 2016年版[ポケット判](私はこう治療している) 山口 徹 医学書院 2016-01-08
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このあたりがおおよそ理解できるようになれば、専門書を手元におけば、記事を書く際には必ず役に立ちます。
ぜひ、紙媒体の成書を手に入れて、ネット以外の確実なソースとして活用してください。
*(参考書籍は後日追加していきます。多くなったら、別ページにまとめます)
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその2に続きます。
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその1
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその2
ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその3
(記事は下に続きます)
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