まずは「自由飲水」ができる環境作りを
暑さがようやく終わってから書くなよって感じですが。乳幼児のいるご家庭では暑い日の熱中症対策は必須です。
子どもは体が小さいため、大人よりも外気温に体温が左右されやすいです。2リットルペットボトルと500ミリリットルペットボトルを冷蔵庫に入れた時に、どちらがすぐに冷えるか想像してもらえるとわかるかと思います。
勿論皆さん様々な対策はされていると思いますが、個人的にはまず、
「好きな時にはいつでも水分がとれる環境づくり」
つまり、いつでも「自由飲水」ができるようにしてあげることが必要だと思います。
・喉が渇いたらその度に親に申告し、水をコップに注いでもらって飲む
・親が声かけをして、水を注いで飲ませる
というのがよくある家庭での光景かと思いますが、飲みたくなったら自分の意思だけで水が飲めるようにしてあげておくと、「喉が渇いたら飲もう」という自立心も養える、と、思います。
親がいちいち準備する手間も省け、水を飲む事のハードルが下がります。
とにかくこまめな水分摂取&飲みたい時には飲む。それに馴れさせましょう。
(具体的なやり方としては、我が家のやり方を半分から下のあたりでご紹介しています)
熱中症予防に普段からイオン飲料を飲ませるべき?
熱中症予防として、乳幼児に積極的にスポーツドリンクを飲ませたり、OS-1などの脱水症用の飲料を飲ませる必要はありません。もちろん、極端に暑い環境に長時間いる、すでに脱水を起こしている、などでは話は別です。
しかし、例えば家の中で扇風機を回した状態、日陰が多く風もよく吹く公園など、軽く汗ばむ程度の環境であれば、普通に水や麦茶などでこまめに水分をとらせてあげれば十分です。
飲み過ぎる・中々飲まない子の水分調節
ものすごく飲み過ぎる子の場合は、1回に入れる水の量を少なくするなどして、一日量を調節しましょう。(極端に飲む量が多く、制限すると喉が渇く、制限しても尿の量が多い、などがある場合は病気が潜んでいる事もあります。おかしいなと思ったら一度主治医にご相談ください)
幼児の喉が渇く感覚(口渇中枢の働き)は大人と比較して極端に劣っているということはありません。
が、子どもは、喉が渇いているのをすっかり忘れて遊びに興じてしまいます。
なので、一定時間毎に「水飲む?」と促してあげるのも大切です。
特に自分で中々飲まない子だと、尿の回数が少なかったり、少量の濃い尿しか出ない事があります。その場合には、親御さんから積極的に呼びかけてあげてください。
基本的に、喉が渇く状況というのは、すでに脱水の一歩手前と思ってください。喉が渇く前の水分補給が一番効果的です。
一応マグマグなどは持ち歩きましたが、飲まない。
まあ、乳児期はそこまで汗をかくような環境に置く事はなかったですが……
授乳さえしっかりしていれば、基本的に脱水にはなりません。ただ、外出先で授乳ができないこともあると思うので、その時のためになんらかの水分摂取用のツールは持って行きましょう。
授乳が終わってから、ぐんぐん水を飲むようになりました。変わるもんだなあ。
自由飲水できるように、飲みやすいストローマグ・ストローカップなどを利用した我が家のやり方
さて我が家では、家の中では、いつでも飲めるように常にストロー付きのカップを手に届くところに置いています。中身は麦茶か冷たい水。
レック
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なにが有能かって、倒れてもほとんどこぼれません。ストローが結構しっかりはまるのと、入れる水を1/3くらいにしておけば、転がっても穴から逆流しない。蓋も取れない。
かなり長期間使ってますが、えらく丈夫です。3個あれば1年以上持ちます(プラスチックの中に細かい傷がついて、それが気になったら交換するかどうか、という程度なので、物自体は多分何年でも持ちそうなくらい頑丈)。
コストパフォーマンスにすぐれていて、おすすめ。
外出時も「あ、水がないから我慢して」とならないようにしましょう。
我が家は外出時には、2歳まではストローマグを持ち歩きました。
コンビ
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基本的にこぼれない有能なやつなのですが、パッキンがへたるのが早い。へたるともれます(そりゃそうだ)。交換パーツの予備を持っておかないとやばい。
これ自体は問題ないんですが、容量が小さく、2歳くらいになると飲みきってしまうようになったので別の物を買う事に。
THERMOS(サーモス) 2016-02-21
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少し重いという難点はありますが、2歳くらいであれば普通に持って、自分で開けて飲むことができます。
車のベビーシートに座らせて、これを預けておけば、移動中の水分補給にも困りません。夏はこれで乗り切りました。
(追記:現在3歳ですが、幼稚園にはこれを持たせて行ってます。コールド専用ですが特に問題無し。量が足りなくなったらまた考えます)
あくまでこれは我が家のやり方なので、ぜひご家庭にある物を活用して、お子さんが自由に水を飲める環境づくりを調えてあげてくださいね。
(記事は下に続きます)
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