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2017年7月12日水曜日

熱中症対策〜乳幼児の予防を中心に〜

暑くなってきました。本当に暑くなってきました。
この蒸し暑さ、熱中症まっしぐらです。
どの年代でも起こる熱中症ですが、乳幼児含む小児は特別注意が必要です。

さてスマホでもPCでも見やすくよくまとまっているおすすめサイトが「熱中症ゼロへ」という一般財団法人日本気象協会が推進しているページ。

熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進
https://www.netsuzero.jp

症状や予防・対策、応急処置のポイント、今あなたの活動状況&住んでる地域では熱中症の危険がどのくらいあるのか……? などがまとめられています。出先なんかで「まずい、すごく暑いから熱中症怖いんだけど、なにをすればいいかわからない……」という時にはこちらを見てみてください。ブックマークおすすめ。


上記のサイトで概要は十分にわかりますが、今回は乳幼児の予防と対策を中心にまとめてみようと思います。


なぜ大人と比べて乳幼児の熱中症対策が必要か?


体が小さい

乳幼児はまず身長が低いので、地面からの照り返しをもろにうけます。(ちなみに犬などペットは更に身長が低いので、炎天下の散歩は本当に注意が必要です)
大人は「今日は風が涼しいから、日差しは強いけどあまり暑くないな」と思っていても、実は子供はものすごい暑さの中を散歩する事になってしまいます。
車高の低いベビーカーも同様ですね。
子供は、大人の2〜3℃は暑いと考えていてください。たったの、と思うかもしれませんが、27℃と30℃はかなりの差ですよ。

2017年7月4日火曜日

3歳未満(生後6ヶ月以降)の日本脳炎ワクチン接種について


日本脳炎ワクチンについての一連のツイート

先日twitterで日本脳炎についてあれこれツイートさせていただきました。



なぜ日本脳炎ワクチンは3歳からが標準接種なの?

そもそもなぜ日本脳炎ワクチンが3歳からの標準接種とされているのか。
調べてみると、2001年の国立感染症研究所のQ&Aに回答がありました。
古い内容なので他の情報は読み飛ばしていただきたいのですが、要するに「3歳未満は罹患の確率が低いわけではなく、他に優先すべきワクチンがあるから」というのが回答のようです。

更に国立感染症研究所の資料を探してみると、このスライド内に2005年〜2014年の小児の日本脳炎の症例の一覧が出てきました。

2017年5月23日火曜日

子供が発熱! 熱がある時、温めたらいいの? 冷やしたらいいの?〜風邪の時の発熱時のホームケア・温め方、冷やし方〜



熱が出たので小児科に行くと、風邪と診断。
家で様子を見るように言われたのだけと、そんな時に

「熱を下げたくて冷やしたのに、寒いと嫌がられた……」

なんて経験のある方もいるかもしれません。
逆に、

「風邪だからあたたかくしてあげようとしたら、汗だくになって苦しそう……」

という方もいるかと思います。
今回はそんな、「風邪の時の発熱時のホームケア・温め方、冷やし方」の話。
(発熱時の受診で悩んだ時には「こどもの救急(ONLINE-QQ) - 発熱(38℃以上)」もご利用ください)

体温は「体温調節中枢」で決まる? セットポイントの話

諸説ありますが、今回の話をするのにわかりやすいのでセットポイントの話をします。
人間の体温というのは、脳の視床下部というところにある「体温調節中枢」で決められています。
ここで「体温を36℃にするぞー」と決めて、体のあちこちに働きかけて、体温を36℃になるように調節しているんですね。
そして、その体温の事を「セットポイント」と言います。

2017年5月10日水曜日

おにぎりの食中毒の話〜素手とラップと黄色ブドウ球菌と〜

ラップを使っておにぎりを作るのは愛情が足りない?


さて先日こんなツイートをしたわけですが、


良くも悪くも反響があったのでアンケートしました。

まだ結果は出ていませんが、素手の方がかなり多い事がわかります。
これは、素手でもできるだけ食中毒の危険の少ないおにぎりの作り方をまとめておくべきだ。
と思いましたので今回の記事を書かせてもらいます。



黄色ブドウ球菌食中毒の原因食材の約4割が「おにぎり」


さて、実は「おにぎり」……黄色ブドウ球菌食中毒の原因食材として有名です。
東京都福祉衛生局によると、黄色ブドウ球菌食中毒の約4割がおにぎり
原因食材としては、他にもサンドイッチ、弁当、調理パン、和洋生菓子などなど、手が触れる形で調理する食材で多く起こっています。


2017年4月29日土曜日

インドネシア→熊本(八代市)の麻疹(はしか・麻しん)についてのまとめ 2017年4月




2017年4月28日に熊本県から麻疹(はしか・麻しん)患者さんの報告が発表されました。
春先から、山形石川県(金沢)新潟などで麻疹患者さんが報告されており、流行のきざしをみせています(去年の流行時よりも多くなるのではと懸念しています)

熊本県からのプレスリリースを元に解説を加えてまとめています。プレスリリースについては文末に参考サイトとしてリンクを張っていますのでご参照ください。

熊本県八代市の麻疹患者さんの経過と利用した施設名・利用した日時

30代男性 八代市在住
4月20日
鼻水などの症状(インドネシア滞在中)
4月23日
帰国(重度の風邪のような症状)
国際線の飛行機、タクシー、新幹線を使って八代市の自宅へ
4月25日
発熱→八代市の本田クリニック受診
4月27日
八代市の熊本総合病院受診→検査の結果、麻疹陽性


という経過で、以下に利用した交通機関及び医療機関をまとめておきます。
下記に書いてある時間帯に交通機関及び医療機関を利用した方は、麻疹に感染した可能性があります。麻疹ウイルスに対して抗体のない(感受性がある、と表現します)方は、ご注意ください。