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市販のどんなマスクでも花粉除去率99%以上! 環境省もすすめるインナーマスクの解説と作り方
花粉症のシーズンがやってきました。
花粉症対策グッズはいろいろありますが、その一つとして有効なものが「マスク」になります。
しかし、一般的な市販マスクはどうしても上下左右にリーク(漏れ)があり、マスク自体のフィルター機能がいかに素晴らしくても、隙間から入って来る花粉を防ぐことができません。
そこでお勧めしたいのが当てガーゼ、そしてインナーマスクです。
当てガーゼとは、ガーゼをマスクの中にあてることで、マスクの中に漏れて入ってきた花粉をガーゼでトラップしてあげることができます。実験データ(*2021年2月現在参照できません)的には当てガーゼ3枚で90%以上の花粉防除率を示します。
環境省がおすすめしているの「インナーマスク」は、それを更に改良した物(多分)で、当てガーゼに加えて化粧用のコットン(脱脂綿)をくるくる丸めたものを鼻の下に当ててからマスクをする事で、そこに花粉を吸着しようというものです。
環境省のデータではどんなマスクでも99%以上の花粉除去率を示したそうなので、マスクだけではイマイチ症状が抑えられない方には是非試してほしいと思います。
インナーマスクの作り方は環境省の花粉症環境保健マニュアル2019で作り方が書いてあるんですが、この通りに作ってマスクにつけてみると、ちょっとサイズが合わない。10cm×10cmのガーゼを4つ折りにすると、あの画像のサイズにならないし、ずれやすくて使いにくいんですよ……。
というわけで、少しだけアレンジしてご紹介します。
フィルターになる部分の当てガーゼは同じ枚数(4枚)になりますので、花粉除去率は同程度と思います。試してみて、使いやすい方でご利用ください(環境省のやり方の方がガーゼが1枚少なく済むので経済的です)。
(記事は下に続きます)
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2. 2枚重ねたガーゼを2つ折りにして、マスクにのせます←これが当てガーゼ
3. 2.の当てガーゼの上にインナーマスクをのせれば……完成!
ガーゼは滅菌したのでなくて大丈夫です。安いやつでどうぞ。
ガーゼは洗濯して使う事も可能だそうです(が、自分でカットすると横からほつれてくるので、使い捨ての方が楽です……)
鼻水が出てしまうと付けなおす時に抵抗があると思うので、インナーマスクとガーゼ、何個か作って鞄に入れておくと便利です。
息苦しい時は、コットンを半分くらいに薄くして作ってみてください。
一般的な普通のガーゼ。今回使ったのは白十字のものです。例えばコレなら30cm×10mなので、10cm×10cmにカットすると300枚(100セット分)とれます。amazonで買えば、1セット4円くらい(2021年現在だと新型コロナの影響かちょっと値上がりしてますね、6円くらいかな)。
脱脂綿はカットされているものを買う方が楽。化粧用コットンでOKです。
これは白十字のカット綿(脱脂綿をカットしたもの)。グラム表示なので微妙なんですが、1枚0.5gくらいなので、100枚くらい入っていると思います。Amazonなら1枚6円くらいの値段。(私は大きいサイズのを持っているので、それをカットして使いました。こっちの方が安い)
今回の作り方だと、インナーマスク1セット10円くらいで作れます。工夫すればもっと安く作れます。
面倒くさそうに見えますが、作ってみると意外と簡単に量産できますので、花粉症にお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
大変だなーと思う方は、当てガーゼだけでも試してみてください。寒い時期にマスクの中が結露するのも、当てガーゼで防げますよ。
マスク生活が続きますが、マスク単体ではなかなか防げない花粉。
少しでも快適に花粉症シーズンを乗り切れるよう、お祈りしています。
http://scfdb.tokyo.jst.go.jp/pdf/19971100/2002/199711002002rr.pdf
*現在参照できません
環境省_花粉症環境保健マニュアル-2014年1月改訂版-(2018-02-22参照)
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html
インナーマスクの作り方は環境省の花粉症環境保健マニュアル2019で作り方が書いてあるんですが、この通りに作ってマスクにつけてみると、ちょっとサイズが合わない。10cm×10cmのガーゼを4つ折りにすると、あの画像のサイズにならないし、ずれやすくて使いにくいんですよ……。
というわけで、少しだけアレンジしてご紹介します。
フィルターになる部分の当てガーゼは同じ枚数(4枚)になりますので、花粉除去率は同程度と思います。試してみて、使いやすい方でご利用ください(環境省のやり方の方がガーゼが1枚少なく済むので経済的です)。
(記事は下に続きます)
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インナーマスク(アレンジバージョン)の作り方
準備するもの
- 10cm×10cmくらいにカットしたガーゼ 3枚
- 化粧用コットンや5cm幅程度(鼻幅より少し大きいくらい)にカットした脱脂綿 1つ
- マスク
作り方
1. 脱脂綿をくるくる丸めて、1枚のガーゼで包みます←これがインナーマスク2. 2枚重ねたガーゼを2つ折りにして、マスクにのせます←これが当てガーゼ
3. 2.の当てガーゼの上にインナーマスクをのせれば……完成!
使い方
インナーマスクが鼻の下、唇の上に来るような位置に調節して装着するだけです。ガーゼは滅菌したのでなくて大丈夫です。安いやつでどうぞ。
ガーゼは洗濯して使う事も可能だそうです(が、自分でカットすると横からほつれてくるので、使い捨ての方が楽です……)
鼻水が出てしまうと付けなおす時に抵抗があると思うので、インナーマスクとガーゼ、何個か作って鞄に入れておくと便利です。
息苦しい時は、コットンを半分くらいに薄くして作ってみてください。
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白十字 2004-10-04
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白十字
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これは白十字のカット綿(脱脂綿をカットしたもの)。グラム表示なので微妙なんですが、1枚0.5gくらいなので、100枚くらい入っていると思います。Amazonなら1枚6円くらいの値段。(私は大きいサイズのを持っているので、それをカットして使いました。こっちの方が安い)
今回の作り方だと、インナーマスク1セット10円くらいで作れます。工夫すればもっと安く作れます。
面倒くさそうに見えますが、作ってみると意外と簡単に量産できますので、花粉症にお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
大変だなーと思う方は、当てガーゼだけでも試してみてください。寒い時期にマスクの中が結露するのも、当てガーゼで防げますよ。
マスク生活が続きますが、マスク単体ではなかなか防げない花粉。
少しでも快適に花粉症シーズンを乗り切れるよう、お祈りしています。
参考サイトなど
文部科学省科学振興調整費、生活・社会基盤研究、生活者ニーズ対応研究「スギ花粉症克服に向けた総合研究(第II期成果報告書)の報告」(2018-02-22参照)http://scfdb.tokyo.jst.go.jp/pdf/19971100/2002/199711002002rr.pdf
*現在参照できません
環境省_花粉症環境保健マニュアル-2014年1月改訂版-(2018-02-22参照)
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html
環境省.花粉症環境保健マニュアル2019(2021-02-09参照)
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