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2016年9月29日木曜日

各自治体(都道府県)・政令指定都市・中核市の麻疹情報

(ただいま政令指定都市と中核都市なども追加中。まだ追加途中です、すいません)

県の麻疹情報が見つけにくくて、自分の住んでいるところの麻疹情報がさっぱりわからない、という意見を聞きましたので、各都道府県及び政令指定都市、中核市の麻疹情報を提供している公的なサイトをまとめました。参考にどうぞ。
リンク先で「全数把握感染症」や「(感染症発生動向調査)週報」と書いてあるリンクがあれば、大体そこに麻疹の患者数などが記載されています(すごくわかりにくいものもあります……)。

探してみてわかりましたが、県によって公開している情報の内容がまちまちです。
県の麻疹一般の情報も「これ、コピペだろ」レベルのものから、独自の図表などを駆使して詳しく解説しているものもあり、バリエーションに富んでいます。印象深いものにはかっこで感想書いてますが、個人的感想なのでご容赦ください。
県よりも市町村レベルの方が詳しく公開してくれている自治体もあります。
「市町村名 感染症」「市町村名 麻疹」などで検索すると出てくるところもありますので、参考にされてください。
ページの選別は完全に独断によるものなので、もし「うちの県はもっといいページがあるぞ!」「うちの市のは見やすいからぜひ載せてくれ!」などの情報がありましたら、コメント欄に書き込んでいただけると嬉しいです。

↓以下、各都道府県の麻疹情報ページ。

2016年9月27日火曜日

麻疹速報グラフ(国立感染研究所)37週(9/27更新分)を読む

国立感染研究所の麻疹速報グラフが更新されました。
37週とそれまでの集計で、2016年9月21日までの分です。
詳しいグラフはこちら。
http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/idwr/diseases/measles/measles2016/meas16-37.pdf

1週間で21例増加しています。(それにしても毎度週別麻疹報告数のグラフが毎週変わるのはなぜなのか)
劇的な増加はありませんが、まだ流行は広がる余地があります。
このままいくと、また数年前の麻疹の患者数に追いつきそうな勢いです。折角麻疹排除状態になったのに……

内訳は、大阪11例、東京3例、和歌山2例、神奈川2例、奈良1例、埼玉1例、兵庫1例です。
流行していることを踏まえて検査しているからか、修飾麻疹例が増えているように感じます。逆に流行していない地域で修飾麻疹例が出ていても、気づかずに報告されていない可能性も感じます。

2016年9月22日木曜日

麻疹速報グラフ(国立感染研究所)36週(9/20更新分)を読む

国立感染研究所の麻疹速報グラフが更新されました。
36週とそれまでの集計で、2016年9月14日までの分です。
詳しいグラフはこちら。
http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/idwr/diseases/measles/measles2016/meas16-36.pdf

1週間で23例増加しています。前の週(35週)より患者数は減少していますが、まだまだ感染は広がると思います。

内訳は、兵庫11例、大阪6例、千葉3例、京都1例、滋賀1例、愛媛1例。あれ、愛媛も出てる。八幡浜保健所の管内のようです(すごく見つけにくいですがここにありましたhttp://www.pref.ehime.jp/h25115/kanjyo/documents/z-2836.pdf)。

2016年9月21日水曜日

奈良県で麻疹患者発生

奈良県で3人の麻疹患者が発生したということで、9/21に奈良県から注意喚起がされています。

麻しん(はしか)の注意喚起
http://www.pref.nara.jp/1652.htm

報道資料
http://www.pref.nara.jp/secure/167718/【修正版2】報道資料.pdf

9/11に桜井市の40代男性が発症、
9/15に大和高田市の30代男性が発症(県外発症、現在も県外)、
9/18に奈良市の30代女性が発症。

全員入院はせずに自宅療養で済んでいるようでなによりです。

気になる感染経路ですが……

2016年9月20日火曜日

横浜国立大学で新たに麻疹患者

横浜国立大学で新たに麻疹の感染が起きています。
下は横浜国立大学からの9月18日の発表。

麻しん(はしか)感染者の発生についてhttp://www.ynu.ac.jp/hus/koho/16701/34_16701_1_0_160918022400.pdf


9月15日に教員1名が麻疹を発症したとのこと。
幸い、夏期休業中で、学生さんへの接触はなかったようです。

9月16日には大阪地方裁判所の職員に感染が認められました。この方は関空の利用があったとのことで、そこからの感染だろうなと思いますが、横浜国立大の方はまだ感染経路は不明です。

2016年9月19日月曜日

自然派ママも怖くない、ナチュラルなはしかワクチンの話

はしかが流行してきました!
こわいですね、、、みなさん、ワクチン、うってますか?

「ワクチンって気持ち悪い」
「人工的なものを体に入れて、人工的な免疫をつけるなんて、自然じゃない!」

そんなママたちの叫びが聞こえてきます。
そもそもワクチンってなんなのでしょう???
気になりますね!



ずっと昔のこと……
これ、私の母から聞いた本当の話です。
「近所ではしかの子どもが出たよ」
という噂を聞くと、はしかにかかっていない子どもを連れて、近所のママさんたちがはしかの子の家に集まっていたそうです。
なぜか?
『はしかは一度かかったら二度とかからない』
そのことをママたちはよく知っていたからです。

2016年9月16日金曜日

大人が麻疹(はしか・麻しん)にかかると重症化するのか〜「子どものうちにかかった方がいい」?〜

今回は麻疹の軽い話題を。と思ったのに、長くなりました。

「大人になって麻疹にかかるとひどいことになる」
というような話を聞いた事はないでしょうか。
というか、こんな話が出るから「子どもうちに麻疹にかかっておいた方がいい」なんていうとんでも理論が登場するわけですが……
実際に重症化するのか気になったので、ちゃんとデータがあるのか調べてみました。
(ちなみに、昔は本当に麻疹が普通に流行していたので、免疫がない子どもが罹患する→免疫をもって成長して大人になるので、大人になってから感染する人が少なかった、という前提があります。)


こんな論文を見つけました。
「成人麻疹入院患者の臨床的検討:小児麻疹入院患者と比較して」感染症学雑誌 第77巻 第10号
http://journal.kansensho.or.jp/Disp?pdf=0770100815.pdf

2000年〜2002年に入院した113人の成人麻疹患者さんの調査をし、小児の患者さんと比較をしたというもの。

2016年9月15日木曜日

大阪市立大学付属医学部病院での医師らに麻疹感染・関空患者より感染

関空での麻疹患者に対応後の医師1人、事務職員1人、看護師1人に麻疹感染(疑い含む)が判明しました。
大阪市立大学医学部付属病院からのお知らせは以下のリンクへ。


大阪市立大学医学部附属病院における麻しん(はしか)の院内感染についてhttp://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/20160914.pdf

9月9日に医師(直接診察したわけではなく、付近で勤務)1人に感染・発症が判明、9月12日に事務職員、看護師(感染疑い)が判明。

2016年9月13日火曜日

麻疹速報グラフ(国立感染研究所)35週(9/13更新分)を読む

やっと出ました。国立感染研究所の麻疹速報グラフが更新されました。
35週とそれまでの集計で、2016年9月7日までの分です。
詳しいグラフはこちら。
http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/idwr/diseases/measles/measles2016/meas16-35.pdf

1週間で26例増加しています。前の週(34週目)で24例増加なので、依然感染は拡大していることがわかります。
内訳は、大阪10例、東京5例、千葉4例、兵庫4例、埼玉2例、神奈川1例。大阪付近の情報が多くながれていましたが、東京都も5例出ていますし、コンサートの前から流行が懸念されていた千葉も4例と、油断ができない状況です。

2016年9月12日月曜日

MRワクチンが不足して接種できない場合の対処法

医療機関に問い合わせると、「MRワクチンが不足しているので、今はうつことができません」という回答だった方も多くなって来ていると思います。
MRワクチンの不足の原因については前回記事をご覧ください。

「どうしよう、このままじゃ麻疹が流行したら感染しちゃうかも!」
と心配の方も多いでしょう。
しかし、ないものはないので、対処法を考える必要があります。

まず麻疹抗体価を調べる

「予防接種歴がわからない」「子どもの時に感染したかわからない」「前回うってからかなり時間が経っている」などでMRワクチンを接種したい方は、まず麻疹抗体価の検査をしてください。

MRワクチンが不足している3つの原因

麻疹の流行に伴って、MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)が不足しています。
流行に従って、MRワクチンをうつ人が増えた、という需要と供給のバランスが崩れたというのがもちろん一番の理由ですが、他にも原因があります。

まず昨年末に第一三共株式会社が有効期間内に力価が下回る可能性があるとして、自主回収していたため、そもそも品薄だったというのが一つの原因。(正直、なんてタイミングで麻疹の流行がはじまったんだ、と思いました)。
第一三共の回収についてのニュースリリースはこちら。

2016年9月10日土曜日

麻疹予防のマスク〜N95マスクとサージカルマスクの違いと選び方〜

前回の話「麻疹予防にマスクは意味ないって本当ですか〜空気感染の話〜」の続きになります。

(最初に書いておきますが、一般の方にN95マスクをおすすめするつもりはありません。というのも非常に使い方が難しい代物だからです。正しい装着をしなければ効果がありません。普段使いできるものでもないです。
しかしそれでも切羽詰まって必要な方もいるかもしれないので、解説を書かせてもらいます。)


麻疹は空気感染をするので、N95マスクでないと意味がないという話をしました。
N95マスクは市販もされています。
が! N95・N99を謳っていても、実はきちんと空気感染を予防出来る「N95マスク」ではないものが、沢山あります!
これってどこかから訴えられないのかと思ったんですが、一応国民生活センターも対応しているようです。
業者や行政に要望は出してるようなんですが、また今回の麻疹騒動で引っかかる人が増えるんだろうなと思うと、大層腹が立ったので、記事にさせてもらいます。営業妨害で訴えられると困るのでどの銘柄がアウトかまでは書きませんが、記事を読んだ上で判断してもらえたらと思います。
(ちなみにN95マスクなどの大手である3M社からも「インターネットにおいて販売されている3M製マスク製品についてのご注意」と注意喚起がありました)

麻疹予防にマスクは意味ないって本当ですか〜空気感染の話〜

はっきり言いますと、「麻疹の予防に普通のマスクは意味ありません

麻疹は接触感染・飛沫感染、そして空気感染を起こします。
それぞれの言葉の定義は難しいと思いますが、麻疹はこの空気感染するというのが一番厄介です。
普通の風邪なんかでは、目の前でごほごほしている人がいたら「やばいな、うつるな」と感じると思いますが、これは飛沫感染です。
麻疹ウイルスは、ごほごほして飛び出したつばの水分が蒸発しても、飛沫核としてふよふよと空気中を漂います。ふよふよ長時間長距離漂ったウイルスが、息を吸い込む時に入り込む→そして感染を起こす。
これが空気感染です。
この飛沫核は非常にサイズが小さく、普通のマスクは素通りします。

2016年9月9日金曜日

統計トリック〜麻疹のワクチン(予防接種)を受けている人の方が感染者が多くなる?!〜

1個前の記事「麻疹のワクチン(予防接種)を受けていても感染・発症するのはなぜか」の続き。

今後、麻疹の患者増加のニュースとともに、麻疹ワクチン(もしくはMRワクチン)接種歴の有無、回数についてもデータが出てくると思います。

*注:ここからは私の予想です。
恐らく今後、ワクチンを接種している人の方が、ワクチン未接種の人よりも多く感染者が報告されます。が、どうか惑わされないでください。

簡単な統計(数字)トリックと思ってもらえれば結構です。
NIID(国立感染症研究所)の「2013年度麻疹予防接種状況および抗体保有状況―2013年度感染症流行予測調査(中間報告)http://www.nih.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2262-iasr/related-articles/related-articles-410/4595-dj4104.html」から、かなりざっくりとした数字を導きだします。

抗体保有率が約95%→予防接種率がほぼ95%、残り5%が未接種
麻疹感受性の出てくる抗体価(1:128以上)以上の人が全体の85%

麻疹のワクチン(予防接種)を受けていても感染・発症するのはなぜか

関空を始め、千葉、兵庫・尼崎などで麻疹が流行のきざしを見せています。
報道で「予防接種をうけていた」人も感染しているという情報を聞いて、戸惑っている方も多いのではないかと思います。

ここでNIID(国立感染症研究所)の「2013年度麻疹予防接種状況および抗体保有状況―2013年度感染症流行予測調査(中間報告)http://www.nih.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2262-iasr/related-articles/related-articles-410/4595-dj4104.html」を紐解いてみます。
麻疹ワクチンは1回の接種で95%、2回の接種で99%(ほぼ100%)の抗体獲得率となっています。

兵庫・尼崎市の保育所で麻疹集団感染(10月7日終息)

保育所、はしか集団感染か 兵庫・尼崎 http://www.sankei.com/west/news/160908/wst1609080099-n1.html


産経他ニュースが出ました。
1〜3歳が3人、5歳が1人、30代2人。
同市内で中学生が1人。

感染経路はわかりませんが、今の麻疹の発生状況から考えると、これからこのようにあちこち散発で発生、そこから感染拡大していくことが予想されます。正直、関空での対応が遅過ぎたとしか……

2016年9月6日火曜日

大人のMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)接種前に抗体検査は必須か?

麻疹にかかったかわからない、ワクチン接種歴がわからない、1回は多分うっているけどもう一回はわからない……MRワクチンを受けに行こうかどうしようか、悩んでいる方もいらっしゃると思います。
MRワクチンの予約をしようとすると「麻疹と風疹の抗体価の検査はしていますか?」と質問された方も多いかもしれません。
「検査をするのは時間もお金もかかるし、行きたくない……そのくらいならワクチンうけたくない! めんどくさいのはいや!」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

というわけで、今回は「MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)接種前に抗体検査は必須か?」というお話です。


まず、麻疹・風疹にかつてかかっていて抗体が十分にある状態でワクチンを受けても、そのせいで特別な副反応(副作用)が起こることはありません。

2016年9月5日月曜日

もし麻疹が日本で流行したらどうなるか〜抗体価から考える感染者数と死亡者数〜

もし現在の日本で麻疹が流行したら、いったいどのくらいの人が感染して、どのくらいの人が合併症に苦しみ、亡くなる可能性があるのでしょうか。


麻疹が流行すれば、免疫の足りないひとは全員かかるという覚悟をしてください。
(実際には修飾麻疹は合併症が少ないので、もっと少ないとは思いますが、あくまで仮定の話として聞いてください)
そして荒っぽく乱暴な計算をさせてもらうと……


  • 免疫の十分でない人が約15% → 約2000万人が感染
  • 合併症の脳炎になる人    → 約2〜4万人
  • SSPEが8.5/100万人      → 約170人
  • 麻疹感染者の0.1〜0.2%が死亡 → 2〜4万人が死亡

という計算になります(まあ流石にここまでの流行は起きないと信じていますが)。

2016年9月3日土曜日

授乳中に麻疹ワクチン・MRワクチン接種は可能か?

現在授乳中で、自分がもし麻疹かかると子どもにうつすかもしれない……でもワクチンにうったら、母乳に出て来て、子どもに害があったらどうしよう……
そんな風にお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
授乳中の麻疹ワクチン・MRワクチン接種は可能か。
答えは、「可能です」


というわけで、以下に詳しい説明を載せています。
授乳中の母親の体内に入ったものは、多かれ少なかれ、母乳中に分泌される可能性があります。