赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒント④赤ちゃんが眠るのを助ける方法2〜イギリス国民保健サービスのサイト紹介と解説〜

前回の続き、NHS(イギリスの国民保健サービス)のサイト紹介と翻訳、解説です。

Helping your baby to sleep - NHS

NHSのサイトから、"Helping your baby to sleep"を何回かに分けて翻訳、解説していきます。今回は2回目になります。




"Helping your baby to sleep"の翻訳(結構意訳)


赤ちゃんはどこで寝なくてはいけませんか?

最初の6ヶ月は、昼も夜も赤ちゃんが眠る時はあなたと一緒の部屋でなくてはいけません。特に最初の数週、赤ちゃんはあなたやあなたのパートナーの腕の中、もしくはベビーベッドの横にいる時しか眠らないかもしれません。

完全に眠りに落ちる前、もしくは授乳を終えた直後にベッドに下ろすことによって、赤ちゃんはあなたの手助けなしに眠りに落ちることに慣れるようになります。あなたの赤ちゃんがより頻繁に、より長く起きていられるようになれば、より容易になることでしょう。

新生児の睡眠:何が期待されるか

新生児は昼も夜も寝たり起きたりします。パターン化することはあなたの助けになりますが、必要に応じて生活リズムを変えることができます。
例えば、赤ちゃんが起きるよりも前に長く寝ることを期待してベッドに行く直前に、授乳のために赤ちゃんを起こすようにする、などです。

赤ちゃんの就寝ルーチンを作る

赤ちゃんが3ヶ月になった頃から、赤ちゃんの就寝ルーチン(眠る時にいつもする事)を作ることができるようになります。
赤ちゃんのシンプルで癒される就寝ルーチンを作ることは、みんなの助けになりますし、のちの睡眠のトラブルを防ぐことにもなります。

就寝ルーチンはこのようにして作ります

  • お風呂に入る
  • 夜の服ときれいなオムツに着替えさせる
  • ベッドにいれる
  • 寝る前の絵本を読む
  • 落ち着いた雰囲気にするために、調光する
  • おやすみのキスと抱擁をする
  • 子守唄を歌ったり、赤ちゃんをベッドにいれたらメリーをつける
  • 歯磨きをする(歯が生えていれば!)


子供がもっと大きくなれば、似たような就寝ルーチンを続けることが手助けになります。寝る前にわくわくするようなことがあれば、子供は目がさめてしまうことがあります。ゆっくり時間をかけて、読書のような落ち着くことをするようにしましょう。

授乳と睡眠は少し間をあけるようにします。もし寝かしつけのために授乳するとしたら、赤ちゃんの心の中で「授乳と寝るのはセットなんだな」と思うようになるでしょう。赤ちゃんが夜起きた時、眠りにつくために授乳を求めるようになるかもしれません。

長くなりますのでここで一旦切りましょう。

"Helping your baby to sleep"を読んだまとめ

寝る時は同じ部屋、というのはSIDSの防止につながるので、そのために書かれているのだと思います。
就寝ルーチンはbedtime routineが元の言葉で、寝る前の決まりごと、という意味合いです(うまい訳が見つからず申し訳ない)
寝る前の「いつもやること」を決めておくと、条件反射的に、その決まりごとをする→眠りのスイッチが入るようになるから、お風呂に入るとか、絵本を読むとか、子守唄をうたうとか、なにか決めてみてね、という話です。

そしてさらっと書かれているのが、私にとっては大変耳が痛い。授乳と睡眠は別にしましょう、という話。授乳と睡眠がいつもセットになっていると、赤ちゃんの頭の中でリンクしてしまって「眠り=授乳」「授乳=眠り」になっちゃう、というんですね。授乳すれば眠る、というのは便利なのですが、夜中に起きた時や眠りたい時に、授乳しないと眠れないようになっちゃうよ、ということです。ああ耳が痛い。

これは私の体験談なんですが、長女の時に添い乳で寝かしつける習慣をつけたら、寝かしつけは本当に楽になったんですけど、授乳なしで眠れなくなってですね。卒乳の時数日間苦労しました……夜中も私がいないと再入眠できないので、目を覚ます度に私も起きなくてはいけないという……はい。
今、我が家には3ヶ月の赤ちゃんがいますが、添い乳でも寝るし、ネムリラでも寝るし、特に何もなければ自分で再入眠するし、という状況です。まあ赤ちゃんの性質にも左右されると思いますが、後の事を考えると寝かしつけの添い乳はやめる方がいいんだろうなあ(でも体がきつくて、添い乳に助けられてるんだよなあ……)


次回はさらに続きを解説していきます。

この他、赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒントについてはこちらをどうぞ。

シリーズ:赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒント

(記事は下に続きます)
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