赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒント⑤赤ちゃんが眠るのを助ける方法3〜イギリス国民保健サービスのサイト紹介と解説〜

前回、前々回の続き、NHS(イギリスの国民保健サービス)のサイト紹介と翻訳、解説です。

Helping your baby to sleep - NHS

NHSのサイトから、"Helping your baby to sleep"を何回かに分けて翻訳、解説していきます。今回は3回目になります。


"Helping your baby to sleep"の翻訳(結構意訳)


赤ちゃんはどのくらい睡眠を必要とするのか?

大人と同様、赤ちゃんも子どもも、睡眠パターンにはバリエーションがあります。生まれてから、他の赤ちゃんより短い眠りでよい赤ちゃんもいれば、長く寝る必要がある赤ちゃんもいます。以下のリストは平均的な赤ちゃんと子どもの24時間中の睡眠時間(昼寝を含む)となっています。

新生児の赤ちゃん

ほとんどの赤ちゃんは起きている時間より寝ている時間の方が長いです。1日の睡眠時間にはバリエーションがありますが、8時間〜16、18時間程度。赤ちゃんは夜中も授乳の必要があるため目をさまします。暑過ぎたり寒過ぎたりすると、赤ちゃんの眠りを妨げます。

生後3〜6ヶ月の赤ちゃん

大きくなるに従って、夜の授乳はほとんど必要なくなり、長く眠ることができるようになります。夜8時間以上眠る赤ちゃんもいますが、全員ではありません。4ヶ月になると、日中の2倍、夜眠るようになります。

生後6〜12ヶ月の赤ちゃん

6ヶ月になると夜の授乳は必要なくなり、夜12時間寝る赤ちゃんも出てきます。夜、歯が生える不快感や空腹で目がさめる赤ちゃんもいます。

12ヶ月(1歳)

1歳の誕生日を過ぎると1日トータルで12〜15時間眠るようになります。

2歳

多くの2歳児は夜11〜12時間、1〜2時間昼寝をします。

3、4歳

3〜4歳の子供の多くは12時間の睡眠を必要としますが、8〜14時間と幅があります。まだ昼寝が必要な子もいます。



あと少しなんですが、長くなったのでここで一旦切ります。

"Helping your baby to sleep"を読んだまとめ

「うちの子、他の子より寝ないけど大丈夫かしら」の答えがここにあります。
そう、大人と同じで、子供も眠る時間には幅があるよ、ということ。
ただ、一応推奨される睡眠時間というのはありまして、national sleep foudation(アメリカの睡眠財団)が出している図がわかりやすいです。
引用:https://www.sleepfoundation.org/insomnia/what-causes-insomnia
濃い青が推奨、水色が許容範囲、そこから外れているとちょっと短すぎ、長すぎ、という図です。昼寝も合わせて毎日極端に長過ぎる、短過ぎる場合には小児科で相談してもいいのかな、と思います(もちろん、ちょっと長い日や短い日はあって普通です。1週間くらい平均して考えて……と思ってみてください)。
ちょっと脱線しましたが、よかったら参考に。

次回はさらに続きを解説していきます。

この他、赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒントについてはこちらをどうぞ。

シリーズ:赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒント

(記事は下に続きます)
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