赤ちゃんと寝かしつけのヒントにアメリカ小児科学会のページを紹介します
先日、赤ちゃんのネントレ話がツイッターで出ましたので、AAP(アメリカ小児科学会)が一般向けに作成しているサイトのSleeping Through the Night - HealthyChildren.org
「赤ちゃんが夜通し寝るために」というページをご紹介したいと思います。
翻訳サイトにかければいいだけの話かもしれませんが、簡単に訳してまとめておきますので、よかったら参考に。(あまり英語が上手ではないので、変な訳があったら教えていただけると嬉しいです)
"Sleeping Through the Night"翻訳(やや意訳)
健康に成長している赤ちゃんであれば、母乳や粉ミルクのために起きる必要はありません。
もし赤ちゃんの睡眠で悩んでいる&以下のような様子でなかった場合は、小児科医にご相談ください。
- しっかり身長体重が増えている
- 母乳であれば1日8〜12回、ミルク育児もしくは幼児であれば5〜8回授乳している
- 最低1日4回おしっこをしている
- 1日最低3回排便がある。母乳育児の場合は便は柔らかく、もっと回数が多いこともある。
新生児が眠る方法を学ぶのを助ける具体的なやり方
揺れていたり、手や指をしゃぶっていたり、おっぱいの遊び飲み(お腹をいっぱいにするために飲んでいる様子じゃない)といった眠る兆候が見られたら手助けをしてあげてください。(ただし、哺乳瓶はベッドに入れないで。甘いものが口に残ると細菌が繁殖して虫歯の原因になります。また、耳管を通して耳の感染症を起こすこともあります)赤ちゃんが起きている間、注意してみてください。特に早い段階で、気分を落ち着けたり安心するために助けが必要になります。赤ちゃんを抱きしめて、赤ちゃんの合図に反応しても、そのことが赤ちゃんをだめにしたり行動を強化することはありません(いわゆる抱き癖はないよって話)
眠気や疲れた様子に注意を払ってください。赤ちゃんが疲れ果てる前に、その合図に早く気がつくことができれば、赤ちゃんを寝る手助けをしてあげることができます。赤ちゃんのことを徐々にわかるようになるうちに、兆候に気付きやすくなりますし、手助けもしやすくなります。
「よく眠れる子」が意味すること
両親や養育者、家族、友人は、この時期の赤ちゃんが、夜中に頻繁に起きるけれども自分で再入眠できるようになる子が「よく眠れる子」であることを理解しましょう。夜中に10時間も一度も起きずに眠れる子はいないのです。頻繁に起きることは赤ちゃんの発達上適切で、酸素が十分に得られていないとか、呼吸に問題があるような状況の時に、起きることができるようになっているのです。
この年齢の時に、長時間邪魔されずに眠ることができるのは健康的とはいえません。
"Sleeping Through the Night"を読んだまとめ
赤ちゃんが小さいうちは起きるのが必然で、そこで自力で再入眠できたら「まあ、よく眠れる子ねー」って思ってOK。健康的に問題があって眠れない場合もあるから、その場合は小児科できちんと相談してみてね、という感じでしょうか。
更新日が2013年になっていますので、ちょっと古いページではありますが、大きく変更点はないと思います。いわゆるネントレによって長時間寝ることで、SIDSが増加することを懸念する文章なのかな、と思いました(あくまで私見です)。
この時期は頻繁に起きるのが普通だよ、それは赤ちゃんの発達上必要なんだよ、というそこがわかっているだけでも、夜頻繁に起こされるストレスがちょっとマシになるんじゃないでしょうか。要するにそこで、上手に再入眠できるようにはどうしたらいいか……というのはまた後日(確かAAPのサイトにあったと思うのでまた続きを書きます)
この他、赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒントについてはこちらをどうぞ。
シリーズ:赤ちゃんの睡眠と寝かしつけのヒント
(記事は下に続きます)
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