ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその4

医療系記事の書き方のお話、思った以上に反響をいただき、ありがとうございました。

さて、今回は、「上手な参考サイトの探し方」と、「礼儀正しい『引用元・参考サイト』の書き方」の話です。
もちろん今回も全部無料で公開いたしますよ!


「ママ向け」「ママライターさん」と書いていますが、ママだけじゃないライターさんも、普通の医学記事を書く場合にもばんばんご利用ください!


1.上手な参考サイトの探し方


ママライターさん必見! ママ向け医療系記事の書き方のコツその1」でも説明しましたが、医療系の記事を書く時に良質な資料を手に入れることが、なによりも重要です。
よく見かけるのが、ママサイトや一般向け健康サイトの中の文章を丸ごと引っ張ってきて貼付けているのを見つけますが、絶対にやめましょう。

なぜか?

それは、そのようなサイトでは「全く根拠のないデマが書かれている可能性がある」からです。
世の中にはいろいろな人がいます。
今ここをご覧になっているあなたのような、自身の能力を研鑽しようと日々努力されている方もいらっしゃいますが、残念ながら「とりあえず記事の形になればいいや」とあちこちからコピペコピペ、更に自分の偏見のみで字数を埋めて寄稿するという方もいらっしゃいます。
そういったコピペと偏見のみでできた記事をそのまま引用すると、あなたの書く記事の質までもガタ落ちになってしまいます。
もったいない!

では、web上の医療情報で上質な資料はどこにあるか。

それは「大学」「大学病院」「厚生労働省」などの「公的な機関」が出している文章が、最も上質であると私は考えます。
これらの公的な機関は、それぞれに研究を重ね、様々な資料から最適な情報を集めて、一般向け(もしくは医療者向け)の情報を発信しています。
つまり、専門家が「この情報は間違いない」と太鼓判を押した情報になります。
ですので、まずはここから検索してください。

大学系であれば、検索ワードに「.ac.jp」を加えることで、大学のサイトの検索が可能です(googleであれば「site:.ac.jp」を使うとより精度が高くなります)。
厚生労働省など政府の出している情報であれば、「.go.jp」(googleであれば「site:.go.jp」)でスクリーニング可能です。
今は大学や厚労省も、患者さん向けにかなり詳しい資料を公開しています。

この2つでまず検索するクセをつけると、他の怪しい情報に惑わされる事なく、検索の上から下まで正しい情報が目に入るようになります。
普段の検索画面とは全く違った景色になる事請け合いです。
ぜひ、お試しください!

それから、一つ秘密のテクニックをお教えしましょう。
参考にしたサイトが多数に渡り「あれ? どこから引っ張って来たんだっけ?」とならないように、なにか記事を書いている時には「記事名」のブックマークのフォルダを作製し、検索して使えそうな物は、全てそこにブックマークしておくことをおすすめします。
そうすれば、後から読み返したり、検索しなおす際の作業も簡略化しますよ。
お試しください。


2.礼儀正しい「引用元・参考サイト」の書き方

そして、いい情報を見つけ、それを見て記事を書いた場合、文章を引用しても引用しなくても、必ず「引用元・参考サイト」を明記しましょう。

「オリジナルの文章を書いたって思って欲しいから、引用元なんて明かさないよ」
「記事を真似されたら困るもん。情報元なんて明かせません〜!」

なんて思う方もいるかもしれませんが、医療系記事の場合、その考えは逆効果です。

なぜなら、医療系記事を読む人は、「正しい情報」を求めてやってきます
その時に「正しい情報を元にして書かれた記事」である証拠に、「正しい情報を引用・参考にしていますよ」ということが書かれていると、

「おっ、この記事はきちんと調べて書かれているから、信頼していいな」
「この人の書く記事は良質だから、また読みたいな」

と読者にアピールすることができます。


引用・参考にすることは悪いことではありません
ただ、その引用からどのように記事をまとめ、どのように読者に訴えるか、それはライターさん、あなたの力量になります。
決して同じ文章・同じ記事になることはありませんのでご安心ください。

ですので、必ず「引用元・参考サイト」は明記する必要があります


論文などで正式な引用をする場合のやり方が最も「礼儀正しい」ですが、今回は最低限のご作法としての引用方法を説明します。

文中で「ここからここまで引用してますよ」という場合は、文章の前後に「ヘッダのタイトル」と「URL」及びサイトへのリンクを挿入するやり方が一般的です。
URLが文中に入るとわかりにく場合は、URLは抜きでリンクのみを張る方法もあります。


どこからどこまで参考にしたのか書きにくい場合もあるでしょう。
その場合は文末にまとめて、引用元・参考サイトのリストをつけておきます。文中に書いた場合でも、最後にもう一度まとめておくと、読者に親切です。

今回は最低限のご作法ですので、

著者名(もしくは大学等の施設名)「タイトル」URL

の3点は記載するようにしましょう。

正式な書き方は、

大浦真(2009)「参考文献の書き方」
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/2009gakusei-sien/researchinfo/paper_writing/ohura/references.pdf
(2016/11/04アクセス)

ここが一番見やすいかと思います。
上記のように、

著者名(もしくは大学などの施設名)「ヘッダーに表示されるタイトル」URL(参照日時)(更新年もわかれば記載)

アクセスした日付を入れておくのは、「更新されたり削除されてるかもしれないけれど、その日にアクセスした時の情報を参考にしたよ」というアピールにもなります(ウェブサイトはよく更新・削除が行われますので、できればアクセスした日を書いておく方が無難です)。
ここまで書けばベストですが、実際にはアクセス日時、サイトの更新日時は省略されているサイトが多数ですので、上記3点セットを忘れないでおけば、信頼のおける記事認定はしてもらえると思います。


いかがでしたか?

引用と転載の違い、引用のやり方については、また次の機会にでも。

ぜひあなたの良質な記事を書く参考にされてくださいね!

(記事は下に続きます)
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