絵本もぐんと増えました。
厳選しておすすめの本を何冊か……と思っていたら、熱くなりすぎてあまりに長くなったので、分割しておとどけします。
その1は「おつきさまこんばんは」「はやくねようね、ペネロペ」「ぎゅっ」の3冊です。
おつきさまこんばんは 林 明子 福音館書店 1986-06-20
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最初見た時、おつきさまの絵が不気味で……絵本のランキングで上位だったりするのは知っていたのですが、表紙で買う気がしなかった本です。
が、いとこに譲ってもらった本の中に入っていたこれが、娘に大ウケ。
月がなにかもよくわからない頃でしたが、「もっかい!(もう一回)」コールを何度もされました。
夜になって、月が出て、雲に隠れて……というストーリー(?)なのですが、そのおつきさまの下で猫が屋根に登っていたり、最後には手をつないだ親子が家から出て来たりしています。その変化を見つけて喜ぶのも一つの楽しみ方。
簡単な言葉、簡単なストーリー、ファースト絵本としても十分楽しめる内容で、万人におすすめできます。……絵の好みは、おいといて。慣れたらやっと不気味に見えなくなりました。不思議だなあ(林明子さんの絵は好きなのですが、あまりにリアルすぎる顔だからかな……)。
ペネロペできるかなえほん (2) はやくねようね、ペネロペ アン グットマン 岩崎書店 2007-10-01
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寝たくないペネロペが、「いやだなあ!」「もしも……?」とあれこれ想像しながら、どうやったら親をやりすごして寝ずに遊ぶ事ができるかをたくらみますが、洋服の上からパジャマを着ているところを見つかり、「あーあ、みつかっちゃった」「いたずらっこのペネロペ!」と表紙のようにベッドに寝かしつけられる、という内容。
その想像が、子どもらしくてかわいくて、一目惚れして買いました。
絵は油彩調の厚塗り、子どもっぽすぎない絵が好み。あ、リサ&ガスパールの作者さんです。
ただ、その勢いで「のこさずたべてね、ペネロペ」を買ったら、驚くほど展開が同じで(どうもペネロペできるかなえほんシリーズは同じ展開らしい)、さすがにこれ以上同じ本を揃える気にはなりませんでした。
ですが、この「はやくねようね、ペネロペ」は絵も内容もわかりやすく、小さい子の寝かしつけ絵本としておすすめできます。特にまだ寝たがらない子に「ペネロペと同じね。でも夜はちゃんと寝ようね」。と、共感を示した後に、優しく諭すというテクが使えて便利。
内容自体は、ペネロペのアニメ(うっかりペネロペ ひとりでできるよ編 [DVD]に収録、Amazonプライムビデオで見れます)の方がわかりやすくてかわいいことを申し添えておきます。ペネロペのアニメは本当に出来がいい。
ミニブック ぎゅっ (ボードブック) ジェズ・オールバラ 徳間書店 2011-10-25
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絵がリアル系で、丁寧でかわいい。動物がいろいろ出て来るので、大きくなったら動物の勉強にもなります。
いろんな動物たちが「ぎゅっ」と抱き合ってるのだけど、迷子のジョジョくんはお母さんが見つからず泣いてしまいます。でも最後にはママがやってきて、ママに「ぎゅっ」、一緒に探してくれた象さんにありがとうの「ぎゅっ」、最後にはみんななかよしの「ぎゅっ」。
とにかくずっとハグしまくりの絵本で、心があたたまります(主に親の)。
個人的最もこの本のおすすめポイントは、最後のページ。ママとジョジョくんが手をつないでいるだけのシーンなのですが、このページで「もう迷子にならないように、おててつないで歩こうね」と話しかけていたら、このページが来ると、娘から私に手をつないで欲しいと誘うようになりました。外で手をつなぐのを嫌がる時も、「ほら、ジョジョくんもおてて繋いでたでしょ?』というと素直につないでくれます。
おててつなぎを誘う絵本ではないのですが、そんな利点もあるこの本。一押しです。
ちなみに2歳越えたあたりから、ママとジョジョくんが再開してハグするシーンで、娘から「ぎゅっ!」とハグしてくれるようになりました。幸せ!
(記事は下に続きます)
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