娘がどもりはじめました(吃音)〜発症から1か月頃までの経過記録〜

かなりとびとびになりますが、吃音の記録です。備忘録程度であまり参考になるかわかりませんが、お困りの方はどうぞ。
かなり波はありますが、1か月たったあたりで、かなり改善されています(この記事を書いている現在)。
29日目が境目で、その日に名前をすらっと言えたことで、本人の中で名前を言う事の戸惑いが減ったのか? 徐々に自分の名前を呼ぶことが増えて来ています。少し言いよどむ程度にどもることがありますが、初日のようなことはなくなりました。
このままおさまってくれたらなによりなのですが……

発症直後の記事については「娘(2歳2か月)がどもりはじめました(吃音)」、1週間までの経過記録については「娘がどもりはじめました(吃音)〜発症から1週間の経過記録〜」をご覧ください。


8日目
どうもなにか言えない語があるようなのだが、他の語に変えてしまうのでよくわからない。
名前はどもったりどもらなかったり。文章の最初に来ると確実にどもる。 
あ、い、お、や、ゆ、よ、の語が苦手な傾向。




11日目
自分のことを「みーも」と言う。どうも、meも、と言っている様子。どこで英語を学んだのか謎。がんこちゃんかなあ。
昨日もそう言えばみーもみーも言ってたが、そういう意味だったのか。
単語を忘れたが、なにかオの段の単語で伸発も連発も。ローローローローローローローニャ、みたいな感じで。
みーも、以外はほぼ著変なし。


12日目
今日は随分調子がいい。名前も伸ばす時間が短いし、連発も少ない。


13日目
昨日の調子がいい反動のように、これまでで一番ひどい。カ行、イの段の名詞を中心に連発、名前の頭文字から始まる語は伸発。かなり苦しそう。
気にしないようにするのも難しいくらいどもっている。
「きーきーきーきーきーきーキキ」「じじじじじーじージジ!」
「にん、にん、にん、にん、にんぎょ」
本人は伸発以外はあまり気にしていないようなので、様子を見るしかない。本当に波がある。
私も風邪ひきであまりかまえてないのかな……


18日目
今日はとても調子いい。自分の名前も言い淀む程度ですんでいる。このまま治らないかな。


19日目
今日はひどい。難発も出ているようで、息を吸ってなにか喋ろうとするのだけど、言葉が出てこず、一度息継ぎしてから他の語に言い換えているような様子。
サ行、タ行がひどい。連発。
パパも出てこず、お父さんと言いなおす。
パパとなまえ、と言いかけるのだけど、パパも……で最初の一文字も出ず。
うーちゃん、と言ってみたりしている。
特に昨日なにかあったかって、なにもないが、私の体調悪くて夕方から伏せてて、夜は旦那にお世話全部頼んだ、くらいなんだけど……


20日目
昨日よりは随分マシ。むしろ調子いい。
ただ、昼ご飯をあまりに食べずに強く叱ってしまったせいか、夕方以降自分の名前が最初の一文字すら出ず。苗字は言えても続かない。辛そう。一度は泣いてしまった。


24日目
ここ数日、自分の名前を全く言わない。そのかわり、「わたし」と言うことが多くなった。意識して言わないようにしているような感じ。
昨日義父さんに大丈夫だと言ってもらえてよかった。


25日目
自分の名前を言わない以外は全くどもらない。どもらないというか、どもる単語を全て避けているのかも?
どもりそうな単語を聞く事がない。


28日目
ほぼどもらない日が続く。ただし、名前、にんぎょ、にんじんなどは意図的に避けている様子。
しかし今日はあれだけどもっていたローニャを全くどもらず! 自分の名前も避けていたけど、一度どもらず言えた。

29日目
寝る直前、「お名前は?」と自己紹介させたら、「なまえちゃんです!」と、全くどもらず言えた!
本人も言えて嬉しかったのか、あんなに言わないようにしてた名前を何度か言い、お得意の替え歌にも名前を沢山いれ、最後に替え歌で「まま、すき、だいすーきすーき」みたいにママ大好きな歌を歌ってくれた。涙が出た。
波はあるんだろうけど、こんな日があったってだけで励みになる。
ママも大好き。あなたが大好き。


31日目
ときどき躊躇する様子があるが、がんばって名前も人魚も言った。出てくるまでに少し間があいたりするが、言い淀む程度。一度言えた後は何度か繰り返して練習している。
昨日からママモード。ママ大好き。ママも大好き。


今後購入したい本を参考に。試し読みをしてよかったもの。
エビデンスに基づいた、医療者向けの内容。
エビデンスに基づいた吃音支援入門

菊池良和 学苑社 2012-05-11

by ヨメレバ

こちらは一般向けだが、非常によくまとめられている。
吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

菊池 良和 講談社 2015-11-18

by ヨメレバ

どちらも菊池良和先生の著書。ご本人も吃音があるとのこと。吃音のある方の著書は、自分の経験談などで偏った内容が多く、汎用性に欠ける(私の読んだ範囲)のだが、この2冊は少なくともきちんとしたエビデンスで書かれているのでよさそう。
(まだ買っていないのは、今現在少し落ち着いているので、あまりに詳しくなりすぎると過剰な対応をしてしまいそうだからです。また悪化した時は迷わず買います)

(記事は下に続きます)
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