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2017年7月29日土曜日

虐待は遠い世界の話ではない

(この記事は性質上、もし今後娘がこの記事を読んだ時のために、最後に娘への個人的なメッセージを書いています。ご了承ください。)

虐待は遠い世界の話ではない、という事をtwitterで呟いたところ、多くの方に「私も経験があります」というコメントをいただきました。
ブログの方にも、一連のツイートと、1ツイートの字数で書けなかった部分を補足して、少し書かせていただきます。

元のツイートはこちらにあります。(自分のツイートにも引用表記っているのかな……)



子供を産んで、「虐待は遠い世界の話ではない」と感じた。
初めてのなれない育児でボロボロで、娘は何もかもイヤイヤだった2歳の頃が一番危険だったと思う。



泣いている娘に対して、怒りがおさまらず、明らかに過剰な叱責。
怒りのあまりに、相手をしなかったりした時。

あ、このままどこかで歯止めが効かなくなったら、そのまま虐待がはじまるのかな、と。


私の中で、一番の歯止めになったのは、「絶対的な力関係」を意識していた事だ。
この家で、娘は絶対に私には敵わない。知識も口も腕力も経済力も、なにもかも、親には敵わない。喧嘩は喧嘩にならない。

どんなに子供がわがままを言ったとしても、最後には親が勝つのだ。絶対に。

子育てをしていると、子供は一人の人格を持っていて、家の中では子供が中心で、自分と子供は対等な関係であると感じる。
しかし、対等である事を楯にしてはいけないと思う。
その対等な関係以前に、そこにはあくまでも「絶対的な力関係」がある。
そこを間違えてしまうと、対等である事を理由に、圧倒的な有利な条件での喧嘩を子供にしかけてしまう。
勝つ事のない喧嘩を子供に押し付ける事は、おそらく、子供に多大なストレスを負わせる事になると私は考える。

疲れ果てている時に、子供に振り回されて、我を忘れてしまう時もある。
そんな時に「絶対的な力関係」を思い出せば、冷静になれるのだ。



そして、辛い時ほど家にはこもらない方がよい。外部の目が届かないのは、「絶対的な力関係」をエスカレートさせる。
とにかく2人きりにならない方がいい。
イヤイヤ期は、ただ外出する事、それだけでストレスになる。家から出るまでに1時間かかる事もざらである。
それでも、2人きりの世界に風を通す意味がある。




それからもう一つ。
どんなに軽くでも、暴力は振るわない誓いを、立てていた。
暴力はエスカレートする。必ずエスカレートする。そう考えた。
軽く叩く事。それがスタートになる。
あげた手を、反対の手で押さえた事もある。

だから、もし手をあげそうになった時は、抱きしめた。
危ない事をしたら、抱きとめた。
そうすれば、叩く必要は、なくなった。


私は虐待はしていない。
だが、虐待のニュースを見ると、あれは私だったのではないかと思う。歯止めがきかなかった私の、過去の、今の、未来の姿ではないかと。
それはとても、怖い。

このかわいい娘を、絶対に虐待なんて、したくない。
辛い思いなんて、一つもさせたくない。
それでも、あのニュースは、他人事とは思えないのだ。


私は娘を愛している。
「だーいすき」なのだ。
仲も良い。娘は優しい。かわいい。世界一の娘だ。
それでも、虐待のニュースを見ると、こんな事を考える事がある。


虐待は遠い世界の話ではない。




これまでに虐待なんて考えた事もない人。

こんな事を思う人間もいるんだなという事、こうやって踏みとどまったんだなという事、その事を知っていてもらえたら、もしかすると1人でも踏みとどまれる人が増えるんじゃないかと、ただそれを期待して、恥を忍んで長い独り言を呟きました。
お目汚し失礼しました。


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(この記事は性質上、もし今後娘がこの記事を読んだ時のために、最後に娘への個人的なメッセージを書いています。ご了承ください)

私の大切な娘へ。
私はあなたが大好きです。
まだ首も座らず、にこにこ笑顔をみせるあなたを見て、
「この子を、幸せな事だけで包んであげたい。何一つ辛い思いをさせたくない。幸せだけで育ってほしい」
と思った事を覚えています。
それでも、仕事をやめて家事をしながら、なれない子育てをする事、それはママにはとても大変な事でした。
私はあなたに手をあげなかったけれど、そして虐待と呼ばれる段階の事はしていないけれど、それでもなにかの拍子に、あなたに辛い事をしてしまったかもしれない。そんな事を思う事があります。
同じように悩んで、今日も頑張っているお母さんやお父さんが、世の中にきっといると思います。
もしそんな人たちが、このママの文章を読んで、なにか少し、踏みとどまるきっかけになるかもしれない。そう思って、この文章を書きました。

でも、誓って、あなたに辛い思いをさせようと考えた事はありません。


でも、あなたには、決して辛い思いをさせたくないのに、怒り過ぎて、何度も後から謝った事があるね。本当にごめんなさい。

そして、そんな風に謝る事で、あなたを無理矢理大人と同じステージに立たせてしまった事、その事もごめんなさい。
この文章を読む頃には、もう随分大きくなっているだろうけれど、その時には、一緒にお話をしましょう。
そしてその時に、あなたが私にされて辛かった事を、教えてください。
それから改めて、私を親にしてくれたあなたに、お礼を言わせてくださいね。



(もし記事を読んで、「役に立った。よし、これ書いたやつにコーヒー1杯くらいおごってやろうか」などと思ってくださった方や、金はかけたくないけど支援する方法があるなら……と思った方は、noteからサポートなどしていただけたら幸いです。シェアも大歓迎です)


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1 件のコメント:

  1. 現在1歳9か月と7か月の年子姉妹を持つ専業母(育休)です。

    とても共感しました。
    上の子がまさにいやいや期の予兆を見せていています。

    下の子の世話をしたり、家事をしたりと追われているときに泣き叫んで足元にまとわり付かれたりすると怖い顔をして大きな声で怒ったり、知らないと言って顔をそむけたりしてしまうことがあります。

    一度手を出しそうになって壁を叩いたこともあります。

    自分のしたいことが思うように出来ない。娘から繰り返される終わりのない要求にイライラを募らせて怒ってしまう。

    一番立場の弱い2歳にも満たない子どもに大人にするように怒って、その後に謝って、抱きしめて。

    そんな自分が卑怯だと感じて、嫌いになって夜中に泣いたりしてしまいます。

    娘たちが平和で安全で幸せに過ごせるように、そのために頑張りたいだけなのに娘に八つ当たりしてしまうなんて本末転倒で。。。


    こんな気持ち、こんな話なかなか子持ちの友だちとも共有できず、
    夫に伝えることも憚られ、

    密室育児の環境で苦しい想いでしたが気持ちが楽になりました。

    ありがとうございます。

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