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2016年11月3日木曜日

赤ちゃんと添い寝する部屋の冬の室温〜窒息対策・授乳中の寒さ対策も含めて〜

以前「冬の夜中の授乳、寒さ対策〜我が家のやり方〜」で、いろいろ紹介したのですが、今読みなおして少し訂正したい部分に気づいたのでこちらに書きます。

赤ちゃんと冬に添い寝する時に気をつけてほしいのは、SIDSと窒息です。

【赤ちゃんリスク】マットレスに顔埋まり、布団が首に巻き付き…5年で就寝中の窒息死160件 - 産経ニュース 
http://www.sankei.com/life/news/161101/lif1611010002-n1.html

最も多かったのは、顔がマットレスなどに埋まるケースで33件。他には、掛け布団などが顔に掛かったり、首に巻き付いたりする(17件)、ベッドと壁の間などに挟まれる(13件)、ベッドから転落する(7件)、家族の体の一部に圧迫される(5件)、ベッド上の衣類やクッションなどで顔を覆われる(4件)。残る81件は原因を特定できなかった。
とあり、(恐らく添い寝により)親の寝具(や、親自身)で窒息する例が多数でていることがわかります。

SIDSを考えても、同室添い寝なし、というのがベストと思いますが、実際には添い寝をするご家庭も多いでしょう。
特に冬場は寝具もふかふかのかさばるものが多くなりますので注意が必要です。

ですので、対策として、


  1. 室温をきちんと調節する
  2. 布団・ベッドのマットレスは固めのものを選ぶ
  3. ふわふわした寝具は控え、赤ちゃんにかからない位置で使用する
  4. 赤ちゃんには赤ちゃん用の寝具を使う

ということをあげたいと思います。
それでは、解説。






1.室温をきちんと調節する

まずこれが重要です。
寒ければ、自然と使用する布団はふかふかふわふわのものになりますし、無意識に肩や頭まで引き上げてしまいがちです。
その際、赤ちゃんを巻き込んでしまうと、赤ちゃんの窒息の原因になります。
したがって、そこまで寝具を使用しなくてすむ程度に室温をあげる必要があります。

我が家は17〜18度と書きましたが、環境省が提唱する冬の暖房温度設定は20度です(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/)。
厚労省の「2012 年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」によると「季節に合わせ適切な室温(夏期26~28°C・冬期20~23°C)、湿度(約60%)の保持」と書かれていますので、(少なくとも感染症的には)20〜23℃が適温なのでしょう。

ただ(SIDSの対策も含めて)寝る場合に20度もしくは20〜23℃が適当かどうかについてはいい文献が見つかりませんでした(条件が異なるため、はっきりとこの温度がいい、ということが難しいようです
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2016/10/20/peds.2016-2938)。
赤ちゃんにスリーパーを着せたりすることを考慮すると、18〜20℃でも十分なのではないかと思います(地域や湿度によっても条件は異なりますので、適温を見つけてください)。

私自身もかなり厚着で寝て、17〜18℃設定にしていれば、授乳は辛くありませんでしたし、寝具は毛布を胸まで、腰から下に羽毛布団、という形でよく眠る事ができました。
ただ、厚着も避けるのであれば、20℃近い方が快適と思います。
逆に、暖かくしすぎるのも赤ちゃんのうつ熱を起こしますので、注意が必要です。

ほんの少しの期間、赤ちゃんが赤ちゃんである間だけの話です。
暖房代は赤ちゃんの安全のための経費と考えて、部屋を暖かくしてお過ごしください(授乳の苦しみも和らぎますよ!)。


2.布団・ベッドのマットレスは固めのものを選ぶ


できれば、添い寝するにしても赤ちゃん用の布団を敷いて、横に大人用布団を敷いて添い寝するのが安全です。
しかしベッドなどでそれが出来ない場合、できるだけ「固めのもの」にしてください。
柔らかいものは顔が埋もれる原因になったり、SIDSの原因にもなります。
ベッドは転落防止もお忘れなく!!!

ちなみに我が家は大人用布団だったのですが(スペース的に敷く場所がなかった)、悲しいせんべい布団でしたので、埋まり込むことはありませんでした……まあ赤ちゃんのためにはよかったよかった。

3.ふわふわした寝具はできるだけ控え、赤ちゃんにかからない位置で使用する

ふわふわした大人用寝具を赤ちゃんがはねのけられるとは限りません。巻き付くこともありますし、SIDSの原因として本来使用してはいけないものです。
したがって、赤ちゃんにはかからない位置で使用してあげるのがベストです。
上記にあるように、私は胸まで毛布、腰から下は羽毛布団でした。

また、大人用枕は赤ちゃんのそばには置かないようにしましょう。できるだけ離れた位置で使用するか、使用しないのも一つの手です。
赤ちゃんにも枕は必要ありません。

4.赤ちゃんには赤ちゃん用の寝具を使う

2.3.とかぶりますが、できれば赤ちゃん用の固い布団&赤ちゃん用の掛け布団を使用して、その横に添い寝する形にするのが、一番危険が少ないと考えられます。
我が家は、敷き布団は一緒でしたが、赤ちゃんには赤ちゃん用のかけ布団を使用していました。
が、布団嫌いで思う存分抜け出してくれたので、冬用のパジャマ+かいまき毛布を使用して、後は寝たいように寝させていたのが実情です(ほとんどかけ布団の上で寝ていた)
赤ちゃんの背中に手を入れて、温かければ、手足が冷たくても心配はいりません。汗ばんでいるようなら、逆に暑い可能性すらありますので調整しましょう。
温め過ぎの方がうつ熱=SIDSの原因になります。

SIDS対策で言うならば、「スリーパーを使い、毛布は使うな」とアメリカの国立小児保健発達研究所(NICHD)の「What does a safe sleep environment look like?」に書かれていますので、室温を適温にして、あまり赤ちゃんには布団をかけなくてよい環境を作ってあげましょう。


以前の記事ではティペットを紹介しましたが、赤ちゃんが絡まる可能性を考えると(ボタンが取れて長細くなった場合、赤ちゃんに絡まる可能性は否定出来ません)、ネックウォーマーの方が安全です。
ふわふわのフリースのジャケットも、赤ちゃんが埋もれるような体勢で寝ることを考えると、推薦してはいけなかったなと反省しています。
ですので、できれば室温を私よりも高めにして、もう少し薄手の普通のパジャマで寝れるくらいにした方がいいのではないかと思います。


暖房器具については、個人的に圧倒的にオイルヒーターをお勧めします。
触っても熱くない、なにより部屋が乾燥しない。赤ちゃんがいるご家庭なら、ぜひオイルヒーター!(業者の回し者ではありません)
重いのが欠点ですが、そうそう倒れません。つかまり立ち対策に、うちは念のためヒーターガードも使用しています。
ちなみに我が家が使っているのはこちら。

by カエレバ

うちの寝室は6畳くらいなのでこれで十分でした。もう1サイズ大きい4〜10畳タイプもあります。
めちゃくちゃ重いので、ぜひネットなり店頭購入しても自宅まで配送してもらった方が無難です。amazonが安くて助かった。
デロンギのHPで電気代の計算ができるようになっているので参考にどうぞ。
熱くなりませんが、念のためストーブガードもおいておくと、寝具がひっかからずに安全です。
by カエレバ
これが安くてサイズも余裕があるのでおすすめです(うちで使っています)。

エアコンを使う場合は、乾燥対策をしましょう。寝る前に洗濯をして、室内に干すと、よく乾くし乾燥対策にもなるし一挙両得です。

これらを守ることで窒息を必ず防げる! というわけではありませんが、危険性を下げることはできると思います。
まずは室温調節、それから寝具の調節。
ぜひ頑張ってみてください。


参考サイトなど
http://www.cdc.gov/sids/parents-caregivers.htm
http://ocfs.ny.gov/main/publications/20090306-BTS-English_tearsheet-FINAL.pdf
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2016/10/20/peds.2016-2938
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf
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