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2015年2月25日水曜日

乳幼児期のピーナツ使用・除去とピーナツアレルギーの関係についての論文

The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINEという医学雑誌にて、2015年2月23日に掲載された論文「Randomized Trial of Peanut Consumption in Infants at Risk for Peanut Allergy」が興味深いのでご紹介します。

妊娠中にピーナッツを避ける必要があるか、という内容の記事を書いたことがありますが(妊娠中の食事と赤ちゃんの食事アレルギーの関係は?)、これは主に乳幼児期のピーナッツの消費が、その後のピーナッツアレルギーの発症に関与するかどうか? という内容です。
欧米諸国ではピーナッツアレルギーの増加が問題視されていて、2000年にはリスクが高い乳幼児や妊婦の食事からピーナッツを除去することを推奨していましたが、実際にはこれは効果がなかったために2008年に取り下げられています。
他にも、離乳食期にピーナッツを使う地域(イスラエル)と使わない地域(イギリス)で同じ人種(ユダヤ人)で比較をしてみたところ、ピーナッツを使わない地域の方がアレルギー発症が十倍多かった、という研究結果もあります。

今回の研究は2006年から2009年にかけて、そもそも皮疹や卵アレルギーといった、今後ピーナッツアレルギーを起こす可能性が高そうな4〜11か月の赤ちゃん640人に、ピーナッツを5歳まで避けさせた群と1週間に3回以上の食事で、6g以上のピーナッツタンパクを食べさせた群にわけて比較した、というものです(個人的には、ピーナッツをそんなに料理に入れるのって結構大変と思うのですが、欧米では普通なんですかね?)。

結果をざっくり言いますと、最初のプリックテストで陰性の(もともとピーナッツアレルギーはなかったであろう)グループでは、60か月(5歳)でピーナッツを避けた群では13.7%にピーナッツアレルギーがありましたが、ピーナッツを与えた群では1.9%しかいませんでした(P<0.001、有意差ありという意味です)。
また、プリックテストで陽性の(もともとピーナッツアレルギーの可能性が高かった)グループでは、ピーナッツを避けた群では35.3%にピーナッツアレルギーがありましたが、ピーナッツを与えた群では10.6%しかいませんでした(P=0.004)。

要するに、「乳幼児期にピーナッツをほどよく食べさせる方が、全く食べさせないよりも免疫寛容が上手に進み、ピーナッツアレルギーになりにくい可能性がある」、という内容になります。

しかし、いくつかこの論文には問題点があります(筆者の方々も述べておられますが)。ピーナッツアレルギーが途中で出たりして中止をしたり、研究デザインに合わない子どもが1割くらいいたので、その結果が反映されていないこと、そもそもアレルギー素因がない赤ちゃんの研究ではないので、誰しもにあてはまるものじゃないこと、プラセボで比較していないこと等々あります。
ですので、この結果を丸ごと鵜呑みにして「今日からピーナッツをあげなくちゃ!」と思う必要は全くありません。
が、今後、この研究を元にして、また新たな研究が行われることと思います。


興味のある方は全文がこちらで読めます(英語です)。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1414850



自分の子どもがアレルギー素因があり(旦那が小児期にアトピー、結構重度の喘息で、現在もたまに発作が出る)、乳児湿疹もひどく、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの論文などをいくつか読むことになりましたが……
結論がない問題ではありますが、あくまで私見にはなりますが、「予防的にアレルゲンになる食物を極端に除去することは、むしろその後の食物アレルギーに繋がる」、「いろいろな種類の食材を、偏らずに食べる方がよい」、「なにごともほどほどに(食べさせ過ぎ、除去し過ぎは避ける)」というのが現在の食物アレルギーの研究結果なのかなあ、と思います。
離乳食期、どうしても食べさせる食材に限りもありますし、アレルギーを起こしやすい食材は避けてしまう親心。
上手に食べさせていかないとなあ、と改めて考えさせられました。

さて、ピーナッツ、食べさせてみようかな(笑)。日本はそもそも、あまりピーナッツ文化ではないので、料理に使うっていうのは難しいかもしれませんね(だからこそ、比較的ピーナッツアレルギーが問題になっていないのかもしれませんが)。


2015年2月4日水曜日

9か月の赤ちゃん、何して遊ぶ? 我が家のおもちゃ

ずりばい、おすわり、そしてつかまり立ちもできるようになり、興味の方向も随分変わってきました。
これまでは、ふれば音がなる、とか、色がきれい、とか、手触り歯触りが面白い、とか、シンプルなものがうけていたわけですが、9か月になると「ママと一緒に遊ぶ」ことを楽しむようになったり、こちらの言葉を一部理解してきて、その意思のキャッチボールを楽しめるようになった印象です。

例えば、追いかけっこ。
ずりばいをして行くのを追いかけ、「がおー」と手を広げて「つかまえるぞ!」と言うと、「きゃー!」と声をあげてずりばいで逃げていったりします。そしてつかまえ、「ずりずりずりずり……」と床を引き戻すと、喜んでまた逃げていったり。

2015年2月2日月曜日

離乳食4か月目、我が家の進め方、便利だったもの

離乳食4か月目、月齢にして9か月です。
1回量が限界になってきたので、年明け早々に2回食から3回食に増やすことにしました。
前に1回食から2回食に増やした時に、一気に授乳量が減って乳腺炎を起こしてしまったので、今回はゆっくりゆっくり増やしていくことにしました。
3回食からを離乳食後期(カミカミ期)と言うのであれば、後期に入ったことになります。かみかみしてるか? というのは微妙なところで……それでも、9か月末頃には随分硬いものや大きいものも食べれるようになったので、一応離乳食後期に入った、ということにしました。こういうのって、誰が判定してくれるってわけでもないですし……

お粥も徐々に硬くしました。六倍粥から五倍粥、四倍粥、最終的には三倍粥でも食べれるように。すごいなあ、随分カロリーも増えています。(今見直して驚きました、一月でこんなに食べれるようになったんだなあ)

食材も随分増やしました。ミルクアレルギーの疑いは未だ捨てきれず。乳製品と卵だけは慎重にしよう、と思っていますが、それ以外はどんどん食べさせてます。
肌の調子もよく、大人の食事からの取り分けも徐々に始めました。食材が増えてくると、大人の食事とかなり近くなってきて嬉しい限りです。
香辛料関係がもっと使えると、随分取り分けやすくなるのですが……

そして、3回食にしはじめて、一気に便秘解消しました! つかまり立ちをはじめたこともあるかもしれませんが、1日の食事量が増え、便の嵩が増えたのが一番の原因かと思います。
マルツエキスからも卒業です。大変お世話になりました。
それでも時々お腹が張って来た時は、綿棒浣腸をしています。(やり方はこちらを参照してください→小児科ドクター直伝・綿棒浣腸!


32歳女医、そろそろ子どもが欲しい頃