旦那は仕事で真夜中に帰ってくることも多いですし、私も元々夜型人間。
当然夜中の0時を回るまで起きていて、それまで電気もつけっぱなしでした。
寝室もありますが、そこに赤ちゃん一人置いておくこともできず、居間の寝床に寝かして通常の生活をしてました。
夜昼なく寝てましたしね。
でも、もうその生活に付き合わせるわけにはいきません。生活リズムを作りましょう!
さて、3か月を目処に生活リズムを作ってあげようと思ったのにはわけがあります。
生活リズムとメラトニン
赤ちゃん……と言いますか、人間は、本来は25時間周期で生活リズムができるようにできています。本来備わっているリズムが25時間ということですね。ところが実際に24時間周期で生活できている理由の一つが「メラトニン」という物質。
脳の松果体というところで産生されていますが、この産生が光刺激で調節をされているのです(このあたりの概日リズムの話は、詳しく話と長くなりそうなので省略)。
「朝一番に朝日を浴びてリセット!」
なんてよく言われるのは、このメラトニンの働き(光刺激で分泌抑制される)のことを言っているのですね。
ところが生まれたばかりの赤ちゃんは、松果体機能が十分でないために、メラトニンの分泌も不十分と言われています。
だから、いつでも寝て、いつでも起きているわけです。
(一方で、母乳中のメラトニンを計測したところ、日中と夜間では明らかな差があった、という論文があります。つまり、母親の生活リズムによって母乳中のメラトニンの量が変わる、ということですね。これにより、3か月までの赤ちゃんでも若干の生活リズムは作られている可能性があります。)
メラトニンがある程度出来るようになるのは3か月頃。
だから、赤ちゃんの生活リズムは、生まれてすぐはあまり考えなくてもいいけれど、3か月を目安に作ってあげた方がいいよ、ということになります。
メラトニンだけでは生活リズムは調わない
しかし、メラトニンだけで生活リズムはできているわけではありません。
夜中に真っ暗な部屋で、両親がどんちゃん騒ぎをしていたら、もちろん赤ちゃんも起きてしまうでしょう。
朝日を浴びながら、ママがぐっすり寝ていたら、しっかり目が覚めた赤ちゃんもついつい眠ってしまうかもしれません。
つまり、母親や家族の生活リズムなどの生活要因も、赤ちゃんの生活リズムを作るのに大いに関係しているということになります。
さきほどちらりと説明した、母乳中のメラトニンも、もしかするとその一因となるかもしれません。
そうであるなら、母親も夜中の強い光は是非避けたいところです。暗闇でのiPhoneなんてもってのほか(……すいません、努力します……)。
夜しっかり寝て、日中は起きていられる間は起きていられるように、我々ママたちも努力していかねばなりませんね。
我が家での生活リズムを作るやり方をご紹介
さて、我が家のやり方です。夜21時あたりで眠り、朝7時頃に起きるパターンをつけようと試みました。
旦那がかなり急いで帰ってお風呂に入れてくれるのですが、それが終わって眠るとなると21時近くなんですよね。本当はもう少し早くしたかったんですが。
日中は適度に遊び、眠たそうな時には特に止めてません。
夜はお風呂に入ったら、豆球にした寝室で添い乳して寝かしつけ。これが21時頃。
その後は、横でiPhoneいじったり、旦那と交代してちょっと家事したりしますが、私も23時くらいには就寝。目が覚めて誰かが横にいないと泣くもんで……
夜中は基本的に添い乳。お腹がすくと目を覚ますので、こちらもすぐに起きておむつ交換と授乳します。
こういう生活をしていると、お腹の具合に関係なく、6時半あたりから目をぱっちり覚まし、わさわさ動いて私を起こしてくれるようになりました。ごめん、ママまだ眠い……
お陰で、宵っ張りの私も旦那も、今や規則正しい生活リズムを導入されてます。
体調もよく、旦那も喜んでいるところ。いいことづくめですね。
あとは、夜間の授乳間隔が空くようになれば言うことなしです。
http://press.endocrine.org/doi/abs/10.1210/jcem.77.3.8370707
http://www.atgcchecker.com/pubmed/1342022
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/22792225.en.html
(記事は下に続きます)
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